近年の土地売買の際にはその土地の全ての境界点に境界杭が設置されていることが取引条件となっているケースがほとんどです。
境界杭(きょうかいぐい)ってなんだろう
境界杭とは、土地と土地の境目に存在するものの、目には見えない境界線を現地において示すための目印として設置される杭のことです。
境界杭の役割とは?
境界杭が持つ大きな役割は、目には見えない土地と土地との境(筆界)を現地においてはっきりと示すことです。
また、境界杭を設置し隣地との境界をはっきりさせておくことで、境界トラブルを未然に防ぐことができます。
そんな大事な役割をもつ境界杭ですが、必ずしも全ての土地の全ての境界点に設置されている訳ではありません。
そのため、不動産の売却を進める際にまずは現地で境界標を探します。
過去に測量をしたことがあるお土地の場合でも、数年・数十年経過していると土に埋もれてしまったり、草の中に隠れてしまっていることが多々あります。
例えば、
ぱっと探すと見つからないものが、掘ってみると意外と見つかったりします。
敷地内で黙々と地面を掘っていると、「何してるのかな~?」なんて不思議な目で見られることも
あったりなかったりですが、、、
見つかった時はすごく達成感があります。
ですが!!
境界標が見つかったから安心♪というわけにはいきません。
それが正しい位置にあるかの確認が必要です。
家屋調査士に依頼をし、今ある境界杭が元々ある境界点からズレていないかの確認をしてます。測量データと登記所備え付けの地積測量図や市(区)役所等で管理されている道路境界の図面等を照らし合わせ、検証していただきます。
目には見えないからこそトラブルの種になりかねない【境界】
測量や杭の復元をすることでトラブルを防ぐことができます。
是非一度、ご所有不動産の境界探しをしてみてください。